カトラス日記

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改正国籍法

なぜ皆様そんなに熱くなってらっしゃるのですか・・・。

争点を整理すると

・外国人と日本人の間に生まれた子供で、両親が結婚していないと日本国籍が取得出来ないのは問題(ここまではOK)

・認知するだけで日本国籍GETなので、いくらでも偽装可能

・外国人犯罪者が悪用して、日本の治安が著しく悪化する可能性(DNA鑑定とか必要)


・・・つーか私も日本人として生まれてくるときにDNA鑑定なんかなかったし、両親が本当に結婚してるとかの証明とか、役所に届出出すときに本人確認すらされてなかったと思います。
みんなそうでしょ。
そもそも、自分が自分であるって証明できる人って本当にいるんですか。

DNA鑑定がある?
じゃあ、お父さんとお母さんがそもそも入れ替わってたら?
それだけで一致しちゃいますよ。

不自然な所がなければ、それは親子と認める・・・というのが民法の大原則(建前?)です。
何故なら、自分が思ってるほど自分の両親は自分の両親じゃなかったりするから・・・。
親に科学的根拠求めると、幸福になる家庭より逆のが多くなるのです。



で、問題の無限増殖なのですが・・・。

現行法の国籍法第3条でも同じこと出来るかと思います。
婚姻届出すか出さないかの違いで、役所に紙切れ1枚出すだけで終了って話です。
結婚より認知のが偽装バレにくいじゃねーかよって話ですが、偽装結婚だって見破る術があんまないのが現状です。
認知で無限増殖も、3人ぐらいが限界でそれ以上は「自分は偽装認知してます」って自爆してるようなものです、そのくらいならば現行法でも可能です。
それに子供を認知するというのは、それに伴って扶養責任も圧し掛かってくるので、子供が生活保護需給するのも難しいのではと。
医療・副趾・介護も日本国籍あろうがなかろうが、受けられるサービス同じですし。
唯一違いがあるとすれば、選挙権くらい?

正直、なんで改正法だととっても悪いって話になるのか理解に苦しみます、現行法だってすっごい悪いこと色々出来るじゃないですか。



最後にまとめると

改正法を批判するなら、現行法も批判しましょう。
DNA鑑定するのもいいですが、それやると認知制度全体の辻褄が合わなくなるので、法改正がすごいことになるでしょう。

・・・という事で。
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