カトラス日記

ぶすりと。
数ヶ月ぶりなので、ちゃんと殺れr･･･やれるか不安だったのですが、結構大丈夫でした。

･･･勘違いされそうなので、ちゃんと書いておきます。
「俺に痛みと、絶望を与えてくれ！！さあ、早く！早く！」
というドMな患者様がいらっしゃったので、cutlassが対応しました。
なんでも痛覚がニブイらしく、痛いのをお好みとの事。
注射針はもちろん白いのをチョイス（最近注射針の規格が変わったので白くなった。太い事で有名）。
血管を指でなぞると、若干蛇行している感じ。
こりゃあ、血管手前で打ち込まないと簡単に貫通して失敗するなと考える。
きゅーんと、眉間の先辺りに意識が集中していく。
すごい研ぎ澄まされる。
さらに意識を集中させると、ボゥっと血管の走っているラインが浮かんでくる。
それなりに太さはあったので、腕を固定する力を抜いてあげると、後は重力にしたがってズプズプと針が腕の中に沈んでいく。
駆血を解いて、針についてるキャップを外すと、ダラーと赤い液体が出てくる。
どうも成功したっぽい。
「うまいね」
って褒められたのですが、全然うれしくない。
もっと苦痛に歪む顔が見たいというのに！！

最近デスクワークとかばっかなので、あまり注射針とか持つ機会がないのです。
文句ぶーぶー言いながらこの仕事やってるのも、やっぱ人の血を見るのが大好きなんだからかとか、黒い想いに駆られたのでした。