カトラス日記

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電子カルテの必要性

こっちに来てから(クリニック勤務にした)というもの、処方内用の記載とかやったりするのですが、処方される薬の名前が違うのが多くて大変です。
*製造メーカーや、作用原理の違いで似たような名前が沢山ある。
*だいたいナースやコメディカル職種で100〜200、医師で500、薬剤師で800程度の種類を扱えるのが望ましい。
しかも同じ作用の薬でも、活性化前の状態で薬になってるものや、活性化後で薬のパッケージになってたりとややこしいことこの上ないです。
つまり、Aの薬では1回腎臓を通って活性化されて初めて効果が発揮される場合などは腎臓が無い人には仕えないわけです。
その場合、活性化された後の状態で売られてるBの薬を使ったり・・・。
まあ、何が言いたいかというと、何錠をいつ飲むかが激しく分かりづらいのです。
普通処方略記といって、

 do→いつも通り
 bm→食前
 am→食後
 ab→寝る前
 t→タブレットの略で〜錠

等が連結されて一つの文章になります。

 ノルバ 5mg 1口服/d 1T。

の場合は、ノルバスク(ベシル酸アムロジピン:血圧を下げる薬)5mgを1錠1日1回経口服用しましょうとかになります。
書き方には個人の癖が思いっきり出ます。
で、今のドクターは創作漢字を多用してくれますので、
「・・・読めません」(目をうつろにさせた言葉みたいに)
なのです。
創作アルファベットとか絶対読むの無理!!!!!

昔間違えて牛乳を点滴したって事件あったけど、あれはあまりにも処方オーダーの字が汚くて(処方オーダーにしたがって注射や点滴等をする)ディプリバンの文字が牛乳とかに見えたんじゃないかと真剣に思う。
その点電子カルテになれば、PDA端末から薬を選択するだけだから間違いが減ると言えば減るのです。
てゆーか入力の手間が省けます。
だけど・・・。
何月何日の何時に○○という患者さんにこの薬を〜〜量入れるって予約を設定して、それが終わったら終わったって言う入力をチマチマチマするので、本当にもうパソコンに殺意が沸くほどメンドイのです。
紙だったら、ハンコ1つ押せば済むのに。

・・・原稿に戻ります。
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