プリセプティナース

第二回目はナースウェアに突入、プリセプティナースです。

〜プリセプターとプリセプティ〜

ナース1年生の事をプリセプティと言い、それを指導する2〜3年生のナースの事をプリセプターと言います(プリセプターナースシップの病院では)。
この関係を結んだ後は、姉妹のように病院内で行動を共にします。
人間的に合えば問題ないのですが、これが合わない人同士だと・・・色々大変。

プリセプティとは入職1年目の事を指すので、業務分類の事ではありません。
病院は大雑把に分けると、外科と内科に枝分かれします。
*ちなみに、小児科ってのは子供の内科の事ですよ。
その中から更に外来(入院を必要としないもの)、急性期(短期入院)、慢性期(長期入院から死亡退院まで)と、複雑に細分化されていくのです。
番外編としてER(救急救命室)、ICU(集中治療室)、NICU(小児専用集中治療室)、GCU(新生児専用集中治療室)、CCU(心臓疾患専用集中治療室)、熱傷ベッド、後方ベッド、手術室、カテ室・・・etcなどがあります。
頭が痛くなるほど難しい名前がズラズラ上がって来て困りものです。
若いうち(3,4年目くらいまで)は手術室とか、ICUとか体力使う所に所属する事が多いです。
手術室のツラさと言ったら、そりゃあもぅ・・・(泣)。

〜仕事って、何するの?〜

各所属によりけりで専門分野に特化してたりしますが、基本は一緒です。
・申し送り・・・担当患者さんの容態などをナースから報告を受ける、もしくは報告する事。
・バイタル測定・・・呼吸、脈拍、体温、血圧、尿量、SpO2などを測定。
・シーツ交換・・・基本中の基本。
・薬品チェック、配薬、穿刺(注射、ルート確保とも)・・・最近は曲げても折れない柔らかい針を使ってるので(刺す時は痛いよ、もちろん)、2週間くらい刺しっぱが出来ます。
そこから薬剤を色々注入したり。
・体位交換・・・略してたいこー。寝たきりの患者さんの寝てる向きを変えたりする。
・清拭、洗髪、足浴・・・身体拭いたり、頭洗ったり。
・配膳、食事介助・・・食事できない場合はマーゲンから白湯を流し込んだりもします。
*マーゲンチューブの事。鼻とか口から胃まで入れる管の名前。
・回診・・・ドクターにくっついて記録とったり。
・ラウンド・・・患者さん巡りツアー。
・看護計画、看護記録、カンファ・・・書き物とミーティングです。患者さんをどのように看護していくか、看護した結果どうなったか、事細かく記録したり話さなければいけないのです。ちょっとでも問題があると総攻撃を食らう、地獄。

〜ウェアーに関して〜

緩い病院なら、白衣であれば何を着ていても文句は言われません。
支給品で無い場合、クリーニングを自分でしなければならない、とかのペナルティがあるくらいです。
血液がついた場合は、速やかにオキシドールという薬品で洗浄します(面白いくらい落ちる)。

ナースキャップは廃止の方向で動いています。
恐らく、まだキャップある病院なんて半分ないんじゃないかってくらいです。

聴診器はどう持ち歩くか、ですが首かけorポケットのどっちかです。
首かけはお行儀が悪い、という事で禁止されている場合もあります。
もしくは手ごろな壁やカートに引っ掛けておきます。

包帯(分かりやすくこう表記します)は包交車にのせてガラガラ運ぶので、普段は持ち歩きません。
てゆーか最近の流れは傷を透明なフィルムで覆って、その上からネットを被せるのであんまし包帯は使いません。
外科は結構使うかも、だけど。

最期に、やっぱりパンツ派とワンピース派に分かれます。
ベッド移動とかしやすい、という事でパンツ派が与党です。
ですが、ワンピに異常なこだわりがある人も少数ですがいます。
そういう人は、特に気をつけましょう。


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