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松尾鉱山
岩手県
美しさ :★★★
危険度 :★
総合評価:★★★
松尾、田老、尾去沢の東北3大鉱山跡の一つ。
高原に突如現れる廃アパート郡は見るものを圧倒する。
陸の軍艦島と称され、規模、質共にTOPクラスの廃墟美を備えている。
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岩手県は遠いので、朝7時の新幹線に乗り込みます。
その後車中で爆睡・・・。
起こされると、紅葉真っ只中の高原に・・・。
荒れ果てた道の向こうに、ぼんやりと何かが写っている。
寒っ!!
標高ただでさえ高いのに、雨も降ってるので最悪に寒いです。
立ち入り禁止。
・・・車で入るとどうなるんだろう???
恒例の、αの念写機能使っていきます。
う゛っえ〜。
何で立ち入り禁止か、その答えがコレ。
突如現れた、超巨大赤い湖。
咳き込むくらい酷い薬品臭がします。
空気が酷すぎて、あまり長くいられない・・・。
ここは鉱山跡の処理水から出たヘドロを沈殿させる湖らしく、年間処理量は2万トン!?
ただ、坑内にはまだ200万トンだか汚染排水があるらしく、処理まではあと200年以上はかかる模様。
このヘドロ湖もあと数年で満杯で、その後どうするのか。
安易に開発に乗り出すと、環境を元に戻すまでに何百年もかかるという現実。
多少高くとも、外国から買ってきたほうがいいよね、こういうの見せられると・・・。
人の気配がしない道路の向こうに、なにやら見えてきました。
デカい・・・。
天空にそびえる廃アパート郡、いままで見てきた廃墟の中で一番美しい外観です。
手前の湿原には木造の建物もあった、というからその規模に圧巻です。
というわけで、湖の横通って建物に向かいます。
建物下。
結構高低差あります。
ススキが生い茂り、巨大廃墟とあいまってとってもノスタルジック。
ススキ生い茂りすぎで全然近づけない・・・。
なんだか内部のほうが明るいのはどうしてか・・・。
中は荒れ放題です。
結構天井低いので、廊下が長く見えます。
実際100m以上はあります。
窓から侵食してくる植物。
中央階段。
サバゲーの陣地になってるらしく、いたるところにBB弾が。
上の建物。
雪の中でも移動できるよう、廊下はすべて屋内に収容されています。
浴室。
脱衣場の棚が倒れていて、足の踏み場が無い。
セントラルヒーティング用の煙突。
標語が空しい・・・。
じゃあ住めよ、と突っ込みいれつつ中へ。
窓から見える紅葉が美しい。
床が無さ過ぎて足の踏み場が無い。
屋上。
いつもながら、いつ死んでもおかしくない場所。
観光地(?)らしく、上から見てると結構観光客がいらっしゃいます。
2時間くらいしかいなかったけど、10何人かとすれ違った。
建物は巨大な上に、たくさんあるのですが・・・。
結局アパートなので、つくりはみんな一緒。
部屋を少し回ると結構飽きてきます。
外観の写真は良く見るけど、中の写真があまりないのはそのためらしい。
少し下って独身寮。
窓から生えた樹木がポイント高し。
今度は晴れた日に来たいな。
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